レビュー

ラブクラフト攻略法

どうもこんばんは。 サークル員の皆さんにおかれましては次回読書会の題材となっている、H・P・ラブクラフトの作品に悪戦苦闘していることと思います。クトゥルー〈1〉 (暗黒神話大系シリーズ)作者: H.P.ラヴクラフト,大滝啓裕出版社/メーカー: 青心社発売…

一人の男が飛行機から飛び降りる

一人の男が飛行機から飛び降りる (新潮文庫)作者: バリーユアグロー,Barry Yourgrau,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/08/30メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 71回この商品を含むブログ (54件) を見る柴田元幸曰く、楽しい悪夢の再生書。 牛の…

月光とアムネジア

最近もの忘れがひどくていけません。特に飲み会の場では長期記憶に上手く接続されていないらしく、同じ事を二回も三回も尋ねてしまいます。30分単位で記憶がリセットされてるとしか思えません。前向性健忘症状態。 ところで健忘ってアムネジアって言うらしい…

狐と踊れ

踊っているのでないのなら 踊らされているのだろうさ 狐と踊れ (ハヤカワ文庫JA)作者: 神林長平出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/04/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (19件) を見る神林長平の初期短編集、狐と踊れが装…

さらば愛しき鉤爪

もう五目焼きそばはたくさんだ!さらば、愛しき鉤爪 (ヴィレッジブックス)作者: エリックガルシア,Eric Garcia,酒井昭伸出版社/メーカー: ソニーマガジンズ発売日: 2001/11メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (32件) を見るレビュ…

平山瑞穂

平山瑞穂はそうとう優れた作家なんじゃないかということに最近気づきましてね。 というのも、私、実はちょっと前まで平山瑞穂はいまいちパッとしない作家だと思ってたんですよ。一作ごとに作風を大胆に変え、ファン層を広げている作家である、というのが彼に…

試作品神話

試作品神話 (角川文庫)作者: 大塚英志,西島大介出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/08/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る敬愛してやまない大塚英志先生と、先生と仲良しの漫画家・…

老人賭博

老人賭博作者: 松尾スズキ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/01/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 65回この商品を含むブログ (59件) を見る前回の芥川賞候補に松尾スズキの作品があったと聞き、長いこと読みたいと思っていたのですがようやく読む…

でもやっぱ本命は超重甲かな

変身、いや超変身したい。……いっそのこと爆現したい!!そしてタイトルに続きますが、日曜8時には誰しもそんなことを思うものですよね。私もです。とかいいつつ、こんなマンガを購入しました。ウルトラマン超闘士激伝作者: 原作・瑳川竜,作画・栗原仁,©円谷プ…

ハーモニー

「東北大 幻想研 ブログ」でググってみたら一番上に来てるのが東北大学SF研wikiで笑う。 本当のところ、この事実を不特定多数の人々に伝えたかっただけなのですが、それだけだと流石に顰蹙を買いますよね。 伊藤計劃「ハーモニー」 ハーモニー (ハヤカワSFシ…

ねにもつタイプ

某月某日 私「きのう面白い夢を見てさ……」 友人「その話ならこのあいだ聞いた」 某月某日 心霊写真を見せられる。すごい、メガネまではっきり写っているね、と言うと、「それは私です」と言われる。 ねにもつタイプ作者: 岸本佐知子出版社/メーカー: 筑摩書…

終の住処

ただの酒好きに思われたくはないので本の話もしますよ! まあ、実際私普段そんなに酒飲む人じゃないですしね。

七都市物語

何やら懐かしくなったので、田中芳樹についてつらつら書いてみたいと思います。 七都市物語が部室に置かれているようなので、こちらを。七都市物語 (ハヤカワ文庫JA)作者: 田中芳樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1990/03/01メディア: 文庫購入: 2人 クリ…

地球保護区

小林めぐみが作家を始めて20年が経ちました。今年は記念の年ですよ!多くの人にとってどうでもいいでしょうけど。地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小林めぐみ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/11/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 39回この商品…

王妃の離婚

王妃の離婚 (集英社文庫)作者: 佐藤賢一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/05/17メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 21回この商品を含むブログ (41件) を見る 佐藤賢一は間違いなく面白いのに読まれていないのはあまりに不憫だ。 と言っても読んだのは王…

田中哲弥

ところで一年以上前から積んでいた田中哲弥の大久保町シリーズをつい読み終えました。これで田中哲弥の本は全部読んだことに。そんなわけで田中哲弥作品について。

紫色のクオリア

毬井ゆかりは自分以外の人間がロボットに見えるという紫色の瞳を持つ。紫色のクオリア (電撃文庫)作者: うえお久光,綱島志朗出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/07/10メディア: 文庫購入: 101人 クリック: 2,229回この商品を含むブログ …

Le;0

あんまり近況みたいなことばっか書いてるわけにもいかないんですかね。 でもたまにはこういうのもいいんじゃない? チラシの裏だけどさ。 まあ、本の話でもすれば許してくれるんだろ? そんなわけで六塚光の「Le;0 灰とリヴァイアサン」ですよ。

舞城王太郎

これだけで終わると物足りないと思うので、最近読んだ本のレビューをします。煙か土か食い物 (講談社ノベルス)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/03/07メディア: 新書購入: 4人 クリック: 44回この商品を含むブログ (220件) を見るスクー…

ブログ始まりました。

最初くらいは真面目に書かなきゃいかんやろ、ってことでお堅い本のレビューでも。 そんなわけで平山瑞穂のラス・マンチャス通信ですよ。ファンタジーノベル大賞受賞作なんで知ってる人は知ってるはず。ってもたぶん知らない人も大勢いるだろうので写真でもの…