『黒ねこサンゴロウ5 霧の灯台』

びくびくしながらログイン。
どうも、御茶です。あ、違う。御茶杉です。最近自分のPNを略しすぎてて正式名称を忘れてしまう。

今更ですが先日の(先月の……)読書会まとめをば。ま、まだ八月一日デス、ヨ。

さてさて。
『黒ねこサンゴロウ』シリーズは、竹下文子さんが十五年ほど前に発表された、小学校中学年・高学年〜向けの児童文学です。
ハードボイルドな黒ねこ、サンゴロウの冒険譚。
今回の題材の五巻は、シリーズの中では少々毛色が違い、サンゴロウと灯台守カイの束の間の友情をしっとりと描いています。

いわゆる「ちょっといいはなし」系統で、子供向けとあって筋も分かりやすいのですが(展開が読める!)、それでもしっかり感動出来る辺りオーソドックスの強さを垣間見る気がします。

読書会自体は、女の子だらけのものでした。というか女の子しかいなかったのですが。女の子達、本当にありがとうございました。

サンゴロウの年齢に諸説あったりと、なかなか楽しかったです。
私は二十代くらいと思っていたのですが……四十代、五十代という説まで飛び出して。

このシリーズは、とにかくとにかくお勧めなので、皆さん読んでみれば良いと思いますよ。

霧の灯台 (黒ねこサンゴロウ 5)

霧の灯台 (黒ねこサンゴロウ 5)

最後に。
合宿の読書会ですが、私の担当分はパトリシア・A・マキリップの珍しーい(おそらく邦訳本では唯一の)短編集『ホアズブレスの龍追い人』(創元推理文庫)の中から「音楽の問題」です。
マキリップも面白いので読んで下さい。

ホアズブレスの龍追い人 (創元推理文庫)

ホアズブレスの龍追い人 (創元推理文庫)